加賀千代尼
1703-1775.10.2享年72
江戸中期/女流俳人
表具師:福増屋六兵衛の娘
幼いころから俳諧に親しむ
各務支考:17歳千代女を名人と絶賛した
画を五十嵐浚明に学ぶ
52歳で剃髪して家業を養子に譲る
句集『千代尼句集』
与謝蕪村の女性句集『玉藻集』
1.700の句を残したといわれる
第10代将軍:徳川家治祝賀に俳句を献上
加賀藩の命:掛軸6/扇15自作の句を書き献上
日本の俳句が海外へ公式に紹介された
千代女は俳句による国際交流の先駆けを果たした
俳句:5.7.5の17音で構成される詩
代表句
『朝顔や つるべとられてらひ水』
(朝)井戸の水を汲みに行くと、朝顔の(つるべ)つるに絡みついて、美しい花を咲かせていた。水を汲むためにつるを切ってしまうのは忍びないので、近所から水をもらいに行って..という様子を詠んでいる。
『百生:ひゃくなりやつる一すじの心より』
その人の数多くの行いのすべては、一つの心から生まれる。という内容を詠んでいる。
筆記:静涯結心