菊池容斎

1788.11.28-1878.6.16享年91歳

天明8-明治11

江戸時代後期から明治時代の日本画家

歴史人物画を得意とした

歴史故実を学び歴史的主題を表現する分野の開拓した

1875:明治8年明治天皇より

日本画士』の称号を受けた

賜日本画士の印章
1825明治8年2月
公的文書は残っていない

1869.明治2年『藤房天馬の諫』『高徳題桜』『隅田綾瀬』皇室献上

1877.明治10年.第一回内国勧業博覧会

前賢故実の図』出品

名誉龍門賞受賞

明治画壇で歴史画の重鎮となる

YOUSAI
日本画家/浮世絵師/明治以降の日本文化の担い手に影響を及ぼした

*前賢故実:ぜんけんこじつ.伝記[biography]個人の生涯,特定の人物の事績記録をかきつづった江戸後期の伝記集。[10巻20冊]名家所蔵の古典作品を研究500余人の画像を描き集め、数十年かけて完成させ刊行し、絵師の参考資料となった。

明治10年代から30年代にかけて、政府の皇民化政策及び伝統品輸出振興策の結果として、歴史画が盛んに描かれるようになると、多くの絵師が『前賢故実』を引用した。

1928年.昭和3年.正五位を追贈される

SAI自画像1856

父は菊池家三十二代武長の弟容斎は断絶を避ける為に河原家の養子となる。若い頃から読書を好み、17歳幕府の学問所素読御吟味に参加し、白銀2枚の褒賞を受けた。18歳狩野派の高田円乗に師事諸派を学ぶ。歴史故実を学んで土佐派を習い、狩野探幽・円山応挙の画風を慕う。師事:高田円乗は画風にとらわれず広く各派の長所を取り入れていくことを教えた。その学びは後年、自分の弟子に対しての教えとなる。門人:松本楓湖/渡辺省亭/鈴木華邨/梶田半古/尾形月耕.等

静香御前

107×37
静涯庭所蔵

筆記:静涯結心

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