台湾絵画

福岡アジア美術館

Fukuoka Asian Art Museum

『日本時代の台湾絵画』

見いだされた郷土

著作権:著作
福岡アジア美術館
国立台湾美術館
発行:2006.7.13

日本時代の台湾絵画:抜粋

13July-3october2006

木下静涯1887-1988本名は厳重郎:初め中倉玉翠に師事。続いて四条派の画家村瀬玉田の門下生となり、20歳前後で京都の竹内栖鳳に師事している。1918年インドへ行く途中で台湾に寄り、後に淡水に移住した家を世外荘と名付け、太平洋戦争終了直後まで住んだ。1926年に日本画研究会の結成に参加し、1927年の第1回台展から展覧会業務幹事を務め、以降、台展や府展において、東洋画部の審査員を16回務めた。台湾在住時や、台湾に特有の花鳥を題材として製作した。当時の日本画で重視された自然の観察に基づく写実描写の考え方と、台展で強調された台湾郷土の色彩を濃厚に漂わせる作品の制作という考え方を合わせ持つことを説き、台湾の近代絵画の発展において啓蒙的な役割を果たし、影響を及ぼした。帰国してからは北九州に住み、現地の画会を指導している。さらにぼかしの技法を駆使した天地間の霧・霞・雨・水・流・波・空気などの詩情を譲し出す表現に長じた。台湾では、淡水の風景を水墨画で表現したものが有名である。画家村上無羅は、その画業を『四条派風の画風をもち、本島の情景を描写する画壇の独持なる一存在』と評価している。

国立台湾美術館

Modern Artists Taiwanese Painting during the Japanese Colonial

Era-In Search of Self [published by Fukuoka Asian Art Museum]

Copyright :Fukuoka Asian Art Muse.National Taiwan Museum of Fine Arts and authors 2006 (All rights reserved)

台北市立美術館

謝辞:We would like to extend our special thanks to the following individuals and institutions for their generous cooperation and support given to us in organizing this exhibition.

臺北市立美術館Taipei Fine Art Museum

李梅樹記念館LiMei-shu Memorial Gallery

陳澄波文化基金會 Chen Cheng-po Cultural Foundation

ご協力ご支援賜る方々及び各関係者機関の皆様に心から

御礼申し上げます。

参照:近代美術日本時代の台湾絵画

会期:2006.7-10

主催:福岡アジア美術館

特別協力:行政院文化建設委員会

 :國立臺灣美術館

the National Taiwan Museum of Fine Arts

略称:NTMoFA

   

協力:中華航空:CHINA AIRLINES

国立台湾美術館/台北市立美術館/福岡アジア美術館/Chinaairlines中華航空/台展/府展/文展/台湾日本人画家/台湾画家/台湾絵画/
中華航空

筆:静涯結心

2004.8.7

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